2020-01-01から1年間の記事一覧
もう、これ以上、輝けない………
Wu Hen [解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC643)アーティスト:KAMAAL WILLIAMS,カマール・ウィリアムス発売日: 2020/07/24メディア: CD英国ロンドン出身のキーボーディストによる、2年2ヶ月ぶり2作目。 Kamaal Williams としての活動と並行して、…
The Faintest Hint発売日: 2020/07/10メディア: MP3 ダウンロードオリジナルフルレンスとしては約13年ぶり3作目。 曲を制作する上で音を鳴らすことと同等、あるいはそれ以上に "音を鳴らさないこと" がどれほど重要であるかというのは、何気なしに音楽を聴い…
シングルコレクション+ アチコチアーティスト:坂本真綾発売日: 2020/07/15メディア: CDシングルコレクションとしては7年8ヶ月ぶり4作目。 昨年にサブスク配信を一斉解禁し、全ての楽曲が気軽に聴けてプレイリストの作成も容易となった今、それでもこの手の編…
Ultimate Success Today [輸入盤CD] (WIGCD464)_1068アーティスト:Protomartyr発売日: 2020/07/17メディア: CD米国デトロイト出身の4人組による、2年10ヶ月ぶり5作目。 Joy Division あるいは Wire などを彷彿とさせる、所謂ポストパンクの中でも特にダーク…
Magiakal Mystical Indifferenceアーティスト:Rebel Wizard発売日: 2020/07/10メディア: CDオーストラリア出身、NKSV によるソロユニットの約2年ぶり3作目。 変なアルバム。再生した瞬間からソロで咽び泣き、ギアを一気に上げて激しくドライブするリフワーク…
DIALECTIC SOULアーティスト:ASHER GAMEDZE発売日: 2050/12/31メディア: CD南アフリカ出身のドラマーによる初フルレンス。 まず "植民地主義への抵抗" というのが今作の大きなテーマとしてあり、"弁証法の魂" なるアルバム表題については "動くことが必要な…
REALIZEアーティスト:おとぎ話発売日: 2020/07/03メディア: CD2000年結成の4人組による、1年3ヶ月ぶり10作目。 CD が出たのは今月ですが、配信では去年の9月にはすでにリリースされていましたね(完全にチェックし逃していた)。ただアルバムの内容的にはむ…
trashアーティスト:THE STALIN発売日: 2020/07/01メディア: CD1981年に発表された初フルレンスのリマスター再発盤。 恥を忍んで申し上げますと、これまで自分は今作をブートレグでしか聴いたことがなかったもので、この度の再発盤の仕上がりにはケチのつけよ…
米国クリーブランド出身の4人組による、1年9ヶ月ぶり6作目。 今作は現在のコロナ禍の状況を踏まえて、通常のバンド編成によるスタジオレコーディングではなく、バンマス Dylan Baldi とドラマー Jayson Gerycz が各自で宅録したデータをやり取りする、言わば…
9ヶ月ぶりとなる26作目。 異様な多作派、なおかつアルバムを出す毎に方向性をコロコロと変えてくるだけに、彼らにとっての本筋の魅力は何なのかというのは、ファンの間でも意見が大きく分かれるところでしょう。じゃあ自分はどうなのかと言われれば、やはり…
Bedroom (歌詞・対訳・解説付き/ボーナストラック収録)アーティスト:bdrmm発売日: 2020/07/08メディア: CD英国ハル出身の5人組による初フルレンス。 そもそもバンド名がベッドルームであるからして、基本的に外の世界を見ようという意思がなく、限られた空間…
The Sofakingdom [Explicit]発売日: 2020/07/01メディア: MP3 ダウンロード東京は板橋区出身のラッパーによる、2年9ヶ月ぶりのリリースとなる EP 作。 いつにも増して歌いまくり。芯のあるビートや流暢なラップと同等、もしくはそれ以上に牧歌的なメロディが…
The Shadows and The Light [帯付き輸入盤]アーティスト:Quin Kirchner発売日: 2020/07/03メディア: CD米国シカゴ出身のドラマーによる、2年半ぶり2作目。 優れたアルバムというのはだいたい、冒頭の数秒を聴いた時点で直感的にピンとくるものでして、その点…
MORDECHAI【国内盤:解説/歌詞/対訳付、日本盤ボーナス・トラック収録】アーティスト:KHRUANGBIN発売日: 2020/06/26メディア: CD米国ヒューストン出身の3人組による、約2年半ぶり3作目。 完全に桃源郷。ソウル/ファンクならではのふくよかなグルーヴをすっか…
KiCk i [解説・歌詞対訳 / 日本独自盤面デザイン / ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (XL997CDJP)アーティスト:Arca,アルカ発売日: 2020/07/17メディア: CDベネズエラ出身、Alejandro Ghersi によるソロユニットの3年2ヶ月ぶり4作目。 前作「Arca」は自身…
On the Tender Spot of..アーティスト:Akinmusire, Ambrose発売日: 2020/06/12メディア: CD米国オークランド出身のトランペット奏者による、1年8ヶ月ぶり5作目。 アルバム表題をそのまま愚直に訳せば "硬さの中に柔らかさを見出す" ということでしょうが、こ…
Palimpsestアーティスト:Protest The Hero発売日: 2020/08/14メディア: CDカナダ出身の4人組による、6年8ヶ月ぶり5作目。 めちゃめちゃ元気だなおい!前作「Volition」リリース前後にリズム隊の2人が脱退したり、ヴォーカル Rody Walker はツアー中止を余儀…
Tearless発売日: 2020/06/05メディア: MP3 ダウンロードフィンランド出身の2人組による、1年9ヶ月ぶり2作目。 Code Orange ゲスト参加という情報にはさすがに驚かされましたが、バンド演奏はほとんど原型を留めていないレベルまで解体されており、そこまでメ…
Punisherアーティスト:Bridgers, Phoebe発売日: 2020/06/19メディア: CD米国ロサンゼルス出身のシンガーソングライターによる、2年9ヶ月ぶり2作目。 ドギツいスカルジャケットを身に纏い、歌詞のあちこちには死やドラッグ、カルトや心の病などのダークなモチ…
Corikyアーティスト:Coriky発売日: 2020/06/26メディア: CD米国ワシントン出身の3人組によるデビュー作。 Fugazi の Ian MacKaye と Joe Lally 、そして Ian の妻 Amy Farina 。完全に身内ばかりの3人で構成されるこの新バンド。まさかな…と思いながら聴いて…
前回に引き続いて上半期ベストのアルバム編です。うちに居てもネットで素晴らしい音楽をたくさん掘れるから良い時代だ。
20年代最初の6ヶ月が終わりますね。恒例企画その1です。今年はろくなことがないけれど、それでも素晴らしい音楽は色々ありました。
To Love Is To Liveアーティスト:Jehnny Beth発売日: 2020/06/12メディア: CDSavages のヴォーカリストによる初ソロフルレンス。 この新譜は "I am naked all the time" という、彼女にとってのマニフェストとも受け取れる鮮烈なラインから始まります。そし…
惡 [初回生産限定盤]アーティスト:MUCC発売日: 2020/06/10メディア: CD1年4ヶ月ぶりとなる15作目。 自分がムックというバンドを知ってから、あれやこれやでもう20年。その20年という長い年月の中で培われた安定感、またこれまでの経験を数多くフィードバック…
Aburelu発売日: 2020/05/29メディア: MP3 ダウンロード長野出身の DJ /プロデューサーによる、4年3ヶ月ぶり2作目。 名は体を表すと言わんばかりに、光を散乱させる結晶のごとく煌めくエレクトロニクス。清冽な空間的レイヤーが折り重なって深遠に広がり、場…
We Are the Sun!アーティスト:TAMTAM発売日: 2020/06/03メディア: CD2008年結成の4人組による、2年ぶり5作目。 「私たちは太陽だ!」と胸を張って言えるくらいのポジティブな自信があれば良いのだけど、毎日そうもいかないのが人生なのだった。当然それは彼…
RTJ4 [Explicit]発売日: 2020/06/04メディア: MP3 ダウンロードラッパー El-P と Killer Mike によるデュオの、3年半ぶり4作目。 収録曲のひとつ「walking in the snow」は2014年の Eric Garner 窒息死事件を題材としたもので、2019年の秋には完成していたと…
Self-Surgery [Explicit]発売日: 2020/05/29メディア: MP3 ダウンロード米国カリフォルニア出身の2人組によるデビュー作。 ゴスを魂に宿すシンガーソングライター Chelsea Wolfe と、過去の Chelsea の作品にも携わっていたドラマー Jess Gowrie がタッグを…
Future Teenage Cave Artists発売日: 2020/06/19メディア: CD米国サンフランシスコ出身の4人組による、2年9ヶ月ぶり15作目。 ディアフーフと言えば昔から、楽器隊はやたらとやかましく、リズムは複雑に入り組んでいて、だけどメロディや歌詞はファニーで可愛…