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NOVEMBRE 「THE BLUE」

Blue

Blue

ローマ出身の4人組による7作目。初めて聴きました。


圧巻です。大まかな幹となる部分にはデスメタルの獰猛な肉体性を持ちつつ、切なく澄んだメロディやクリーントーンなどを効果的に交えてポストロックに通じる深遠な奥行きも兼ね備えており、実にドラマチックで重厚なサウンドを鳴らしてます。牧歌的なアコギで始まったと思ったら徐々にヘヴィな音がフェードインして自然と彼らの世界に引き込まれる 「Aenemia」 、終盤のブラスト疾走パートに突入する展開がスリリング極まりない 「Triesteitaliana」 、清涼感ある女性コーラスがメロディの切なさを一層引き立てる 「Nascence」 等々、まさにタイトル通り深海の美しさと厳しさを表現した独自のメタルチューンの応酬。どの曲でもガッツリした暑苦しさの中に風通しの良さを効かせ、時には何処か UK ロック的な湿っぽさや耽美な側面も感じさせながら、深い情感が壮大なスケールで渦巻いてるという。曲調がほとんど一本調子なのでずっと聴いてると疲れてくるところもありますが、曲ごとに詰め込まれたパワー、濃さは申し分無し。これだけやかましく濁った音が鳴り響いてるのに、全体としては透き通ったイメージを抱かせるというのは、なかなか凄いことなのではないかと。今年聴いたメタル系の中では一番ですね。


Rating: 9.2/10
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