ぐしゃ人間 「グシャノ食卓」
- アーティスト: ぐしゃ人間
- 出版社/メーカー: ぐしゃ人間
- 発売日: 2008/10/25
- メディア: CD
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(；´Д｀) あちゃー…。帯には 「プログレ、ポストロック、 HR/HM 、ポップ、アヴァンギャルドを内包」 といった風に書かれてます。確かにそうかもしれませんけどそんなジャンル云々の話はどうでもよくて、この銀盤に生々しく封じ込められてる瘴気、それが全てですよ。下水道の濁流のような歪みで迫るギター、バスバスシャリシャリと耳障りな音を鳴らすドラムなど各パートが 「大体こんな感じ」 みたいな曖昧さで混ざり合うアンサンブル。その中で端正な女性ヴォーカルが怨念込めながら 「頭が臭い 下痢が止まらない」 とか、可愛く猫被って 「無駄無駄無駄WRYYYYY」 とか歌ったり、とにかく技術やセンスよりも表現したい欲求/感情の方が先走ってしまった感バリバリ。音や歌詞だけでなくその間に渦巻く空気までもが薄汚く澱んでしまってて、何だか聴いてるだけで頭がどんどん悪くなる。ハードコアな切れ味のある 「拝啓」 「ノロイ」 、ポストロ風構成で悪意最高値の 「ゲシュタルト崩壊」 等々、総じて業の深さに嵌り込んだアキバ系アイドルの最もニッチたる姿といった感じで、俺に出来ることはただ暖かく見守ることだけです。
