OCEANLANE 「Crossroad」
- アーティスト: OCEANLANE
- 出版社/メーカー: 3d system(DDD)(M)
- 発売日: 2009/01/07
- メディア: CD
- クリック: 14回
- この商品を含むブログ (38件) を見る
このバンドもドラマーが kamomekamome と被ってるようで、よー働きますなこの人。そんで中身はやはり美メロ中心のエモパンクロック。前の BUDDHISTSON からファンタジックな世界観や弦楽隊などの装飾を抜いた代わりに、ロックバンドらしく真っ当に快活な躍動感を足した感じ。 Mae から Jimmy Eat World に近くなったといいますか。どちらにしても良く言えばストレートで健康的な、悪く言えばアクの強さや取っ掛かりに欠ける純正エモサウンドで、個人的には後者の印象の方が強いです。ソツなく手堅くまとめた優等生的な出来の良さが、逆に予定調和を抜け出さない面白味のなさという仇になってる。このバンドならではという個性がいま一つ見出せなくて、 「洋楽っぽいなー」 くらいのボンヤリした感想しか浮かばないのですよね。ポジティブな視点の歌詞も含めてあまりに無菌状態すぎて、メロディの良さや演奏の厚みといった点でのクオリティは高いのに、最後までハマり切れないまま終わってしまいました。これならストレイテナーとかの方が J-POP テイストが強いぶんまだ面白いんじゃないかと。