読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる








Kalafina 「LIVE Spring TOUR 2011 "Magia"」 @ NHK大阪ホール

LIVE


完璧超人ワロタwwwww


2009年のデビューアルバム 「Seventh Heaven」 でその存在を知ってからというもの、すっかり虜にされてしまった女性3人組ヴォーカルユニット、カラフィナ。その歌唱力の高さは音源を聴くだけでも折り紙つきですが、生で聴けばなお凄いに違いないと思い、チケット争奪戦に打ち勝って今回のツアーに参戦しました。震災の影響で一時は開催自体も危ぶまれましたが、今回のツアーの収益を義援金に回すという形でなんとか決行。個人的に参加予定だった他のライブが震災のため悉く中止されてしまったというのもあって、否が応にも期待は高まるというもの。


会場のNHKホールは初めて行ったんですが、キャパ1500程度の綺麗なホール。 NHK だけに普段はクラシックのコンサートなどにも使われているのでしょう、音響の良さと居心地の良さはさすがにレベルが高い。客層はざっと見渡したところ意外に女子が多く、ほぼ男女半々と言って良いくらい。当然のようにソールドアウト。開演前には青い紗幕がかかり、そこに映し出される Kalafina のロゴが何処か荘厳なムードを醸し出していました。


開演時刻になると紗幕が上がり、古代の神殿を模したステージセットに颯爽と立つ3人の姿。サポート陣の中には是永巧一の姿もありました。1曲目はツアータイトルでもある 「Magia」 。へヴィロックばりの重厚なグルーヴと勇壮なヴォーカルがオーディエンスを激しく鼓舞する。芯のある伸びやかな歌声の Wakana 、ミッドロー寄りの声域で妖艶に迫る Keiko 、対照的にハイトーンでポップな印象を与える Hikaru 。各々が明確な個性/役割を持ち、それらがタッグを組んで一つの大きな重層となる。たまにマニピュレートの中にサンプルヴォイスが混じるくらいでほぼ完全に生歌なわけですが、まさに鉄壁、完璧なハーモニー。下手すれば音源以上に艶、凛々しさ、力強さを響かせ、一部の隙も見せない歌唱で一気に圧倒される。そんな重厚なムードを持った楽曲が続き、序盤で早くも披露された大名曲 「oblivious」 「sprinter」 の時点で会場はすでに本編クライマックスの様相。特に 「oblivious」 は複雑に絡み合うコーラスの再現度もバッチリで、改めてその神曲っぷりを心の底から味わえました。


しかし MC は一気に急降下して、至って素朴なのな (笑) 。演奏中はミステリアスで幻想的なこの世ならざるムードを醸し出してるんだけども、その直後で 「オシャレな輸入家具とか売ってそうなベーシスト!」 とか和やかにメンバー紹介してみたり、関西人からしたら怒られそうなオチなしトークされるともう…ああ…余計惹き込まれる。人って基本的にギャップに弱いじゃないですか。ずっと気張ってると疲れるし。しっかりものだったり天然ぽかったり、この落差もまた彼女たちの魅力なんでしょうな。俺はもうだめだ。


そして後半戦は目の色変えて本気戦闘モード。荘厳さで言えば彼女たちの楽曲の中でも屈指の大曲 「red moon」 に始まり、振り付け交えて予想以上にライブ映えしてた 「テトテトメトメ」 、そして 「love come down」 から畳み掛けられる高速トランスナンバーの連打。この流れがまた凄いんだ。特にサイケデリックの領域に突っ込んだ 「fantasia」 「Kyrie」 なんて本当痺れるほど格好良い。どれだけ飛ばしても彼女たちのハーモニーは一糸乱れず、ライティングの激しさとともに熱を高めながらより一層凄味を増してくる。くっそー俺二階席だったんでずっと座ってたんですけど (みんな座ってたから…) 、一階にいたら間違いなくガンガンにノってた。この攻めターンは間違いなく今回のハイライト。そして本編ラストは水を打ったような静けさで緊張感と美しさが強調される 「snow falling」 、そしてフルサイズで披露された 「symphonia」 で終了。


アンコールでは3人ともラフなツアーTシャツに着替えて登場。あーまたこのラフさで歌声が重厚っつーギャップがね (もういい) 。 「storia」 「光の旋律」 など最後まで力の落ちない素晴らしい歌唱を聴かせ、ほのぼのとカーテンコール。彼女たちに関してはアニメ界隈と大きく関わりがあるため偏見もあるかもしれませんが、 J-POP としての濃さを煮詰めた楽曲、歌には普遍的な魅力があるんじゃないかなと思うのですよ。これからもマイペースで良いので独自の道を邁進していってもらいたい。


余所より拝借したセットリスト↓
1. Magia
2. serenato
3. 闇の唄
4. 輝く空の静寂には
5. oblivious
6. sprinter
7. when the fairy tale ends
8. fairytale
9. intermezzo
10. red moon
11. テトテトメトメ
12. love come down
13. fantasia
14. progressive
15. Kyrie
16. 音楽
17. snow falling
18. symphonia
(アンコール)
19. adore
20. storia
21. I have a dream
22. 光の旋律