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ZIGZO 「TRUE IMPULSE」

Z

TRUE IMPULSE

TRUE IMPULSE

9ヶ月ぶりとなるミニアルバム。


昨年の復活作 「THE BATTLE OF LOVE」 は傑作でした。生き急ぐ切迫感に駆り立てられながら、今を生きる楽しさと切なさ、その重要さをしゃがれた声で歌う。男臭くワイルドでセクシーな、それでいて少年のような純粋さを隠し持ったロックバンド。そんな彼らの生々しい姿を刻み込み、オーセンティックでありながら旨味の凝縮されたロックンロールの応酬は、等身大の男の美学/ロマンチシズムに貫かれていて、否が応にもグッときてしまう。そして今作は…さらにシンプルになったと言うか、端正なエイトビート主体のストレートな楽曲がメイン。ミニアルバムということで肩の力が抜けたのかもしれませんが、従来のクセも少し抜け落ちてしまってる気がして、悪くはないけどちょっと物足りない。ただ高野哲のヴォーカルはここでもやはりギラギラと鋭い眼光を光らせています。例えば吉井和哉とか浅井健一とか清春でも良いですけど、ロックスターらしい猥雑でキナ臭い魅力をフェロモンのように撒き散らすヴォーカリストっているじゃないですか。間違いなく彼もそのひとり。触れたら火傷しそうなカリスマ性を持ち、贅肉を削いで喉を擦り切らせるようにして歌うその姿は現役感バリバリ。

Rating: 6.5/10