Mazzy Star 「Seasons of Your Day」

Seasons of Your Day

Seasons of Your Day

カリフォルニア出身の4人組による、17年ぶり4作目。


彼女たちの名前は 「シューゲイザー・ディスク・ガイド」 において大枠で紹介されていたのですが、爆音フィードバックノイズといった類ではありません。深いエコー/リバーヴ処理が醸すスウィートな陶酔感は確かにシューゲイザー/ドリームポップに通じる面もありますが、むしろそれ以前の60〜70年代サイケデリックフォークの要素が色濃い、何とも渋い味わいのあるサウンドとなっていました。アコースティックギターの比重が高く、ボトルネック大活躍。 Hope Sandoval のか細く幻想的な歌声と、大きく拓かれた地平線を想起させる開放感が一体となり、タイムレスな心地良いサウンドスケープを展開しています。 「California」 や表題曲 「Seasons of Your Day」 のようにシンプルなフォーク曲は郷愁とミステリアスの狭間を揺れ動く不思議な感覚があり、 「In the Kingdom」 「Flying Low」 といったロック曲ではオーガニックな暖かみが優しく馴染む。そしてラスト 「Lay Myself Down」 は長尺に渡るセッションが内なる熱を少しずつ膨張させていく、ある種ドラッギーな魅力を放つ長尺サイケ曲。おそらく酩酊状態で聴いた方がどっぷりハマれるかと思います。

Rating: 7.2/10