2013年間ベストアルバム20選


前回に続いて年間ベストのアルバム編です!ブラック企業アベノミクス! (社会派)




20. Shining 「One One One」

One One One

One One One

前作がジャズ/トランス魔改造な怪作だったのに対し、今回は Marilyn Manson 風味のストレートなロックンロールにシフト。これがまたスジ通してて格好良いんですわー。





19. Melt Yourself Down 「Melt Yourself Down」

Melt Yourself Down

Melt Yourself Down

血と汗と涙のクラブジャズ。キナ臭さ満載のダンスグルーヴで即座に興奮の坩堝を作り上げる…しかし3〜4分台で意外にあっさりイケてしまうあたりもニクい。





18. Julianna Barwick 「Nepenthe」

Nepenthe

Nepenthe

アイスランドという世界最高峰のパワースポットで持ち前の聖性をさらに磨き上げた、真の意味でのヴォーカル・アルバム。あまりの美しさに陶然としてしまう。





17. the cabs 「再生の風景」

再生の風景

再生の風景

凛として時雨だって元は NUMBER GIRL を良い意味で曲解したようなバンドでしたが、それをさらに曲解した激しさ、陰鬱さ、清らかさ。短命に終わったのもむべなるかな。





16. Galileo Galilei 「ALARMS」

ALARMS(初回生産限定盤)(DVD付)

ALARMS(初回生産限定盤)(DVD付)

US インディを取り入れつつも本来がベタな下北ロキノン系ギターロックだったためか、 J-POP らしさも残されていてスノッブ感が薄い。この絶妙なバランスはもしかすると奇跡?





15. Carcass 「Surgical Steel」

Surgical Steel

Surgical Steel

ろくでなしがどれだけ年月を経てもろくでなしで在り続ける存在の証明。外科手術と称しながら人肉と凶器と悪意と便意が一斉に飛びかかってくるような劇薬盤。





14. DISH 「春と訣別と咲乱」

春と訣別と咲乱

春と訣別と咲乱

2人組ユニットとは思えない轟音ギターの重層。そして哀愁と情念の歌の数々。荒削りなところも身を切るような衝動を助長させてる感じでグッときました。





13. bloodthirsty butchers 「youth (青春)」

youth(青春)

youth(青春)

血に飢えた四半世紀は 「青春」 で幕を閉じる。レクイエムと、ハレルヤと、ディストーションと共に。なんて完璧なストーリーなんだろう。もう泣くしかない。





12. These New Puritans 「Field of Reeds」

Field of Reeds

Field of Reeds

知らぬ間にすっかり孤高の存在と化していた TNP 。ロックの枠組みをほとんど解体してしまい、純粋な表現へと向かうストイシズムは真の意味でニューウェーブかも。





11. Oneohtrix Point Never 「R Plus Seven」

R Plus Seven [輸入盤CD / 豪華デジパック仕様] (WARPCD240)

R Plus Seven [輸入盤CD / 豪華デジパック仕様] (WARPCD240)

押しつけがましくない清涼なアンビエント成分が高まり、音の隙間も増えた。その余白は見れば見るほど果てしなく深い、吸い込まれそうなイマジネーションの吹き溜まり。





10. Primal Scream 「More Light」

More Light

More Light

「XTRMNTR」 以来にカマしてくれた過去の変遷の総決算、そこから更なる光に手を伸ばす力強い表現。ボビーは永遠のロックンロール・ヒーローです。





9. Melt-Banana 「Fetch」

Fetch

Fetch

ジャンクでハードコアでキュートでポップ!ここに来てその個性をさらに純度高く研ぎ澄ませた傑作。時空ワープカマしまくりのアクロバティック小宇宙旅行





8. tofubeats 「lost decade」

lost decade

lost decade

歌モノがことごとくアンセム的な普遍の魅力を宿しているけど、インスト曲もフリーキーな実験性とポップネスを結びつけた秀曲ばかりでもはや脱帽。





7. うみのて 「IN RAINBOW TOKYO」

IN RAINBOW TOKYO

IN RAINBOW TOKYO

鋭く突き刺さる言葉の数々。それは見てはいけなかったものを見てしまったような冷たい感覚に襲われると同時に、不意に自分自身を省みさせる効力もあります。





6. 妖精帝國 「PAX VESANIA」

PAX VESANIA

PAX VESANIA

Linked Horizon が紅白に出れるんなら彼女たちだって出ても良いんじゃないかなって思うんですよね。年末の家族団欒を居た堪れない空気にしてやればいいのに。





5. Arcade Fire 「Reflektor」

Reflektor

Reflektor

独創性とポップネスの高次元での融合。4作連続でその難題が手を変え品を変えクリアされてるんだから、いよいよ Radiohead に比肩し得る存在になってきたんじゃないかと思う。





4. Daft Punk 「Random Access Memories」

Random Access Memories

Random Access Memories

甘い夢と希望に満ちたファンキー・ディスコテック一大絵巻。過去と現在と未来がこれほど流麗に繋がれている様は、そうそうお目にかかれないと思います。





3. downy 「無題」

downy 第五作品集『無題』

downy 第五作品集『無題』

約10年ぶりに彼らの音が更新される、その時期に立ち会えたのは幸福なことでした。長い時間を経てもオルタナティブで在り続ける彼らの強靭さが証明された傑作。自分が downy に求める全て、さらにそれ以上があった。





2. マキシマム ザ ホルモン予襲復讐

予襲復讐

予襲復讐

彼らの叫ぶ 「中二」 こそが本来の意味での中二。ロックを演る人間はそいつを己の中に飼い、どれだけ拗らせられるかが勝負なわけです。そこ行くと亮君の拗らせっぷりは目を疑うレベルで感動すら覚える。さすがファミ通読んでロック鍛えた男。





1. あさき 「天庭」

天庭(初回生産限定盤)(DVD付)

天庭(初回生産限定盤)(DVD付)

凄まじくプログレッシブなのに躍動感や緊張感が一切損なわれていないのは、この曲構成でなければならない必然性があるからで、あさきにとってはこれが自然体の姿なのでしょう。正しく天才の成せる業。リリース時から聴き続けても未だに全貌を飲み込め切れていないので、末永い付き合いになると思います。





こんな感じで、今年はウン年ぶりの傑作というのが大量発生した良い年でした。それぞれがそれぞれにしか出来ないやり方で、自分のスタイルを貫き通した傑作揃いでしたね。濃厚な作品ばかりの中、1位を何にするかでかなり迷いましたが、他を寄せ付けない独自性が最も高かったのはあさきかな、という感じで。


それでは今年の更新はこれにておしまいです。読んでくださった方々ありがとうございました。良いお年を。