Hookworms 「The Hum」

Hum

Hum

イギリス出身の5人組による、1年8ヶ月ぶり2作目。


うっかり画像検索するとアレなバンド名からして嫌な予感はしましたが、実際聴いてみて半分的中といったところか。内容はずばりサイケ・ガレージ・ロックンロール。軽快にドライブする荒々しさとファジーな厚みが一体となったアンサンブル、そこにシュールでチープなシンセも噛んで酩酊感2割増し。 「The Impasse」 「Radio Tokyo」 のように勢いつけてブイブイ突っ走る曲があれば、 「On Leaving」 「Beginners」 などではクラウトロックに通じる浮遊感、恍惚感が宿った曲もあり、それらが幻惑的なインストを挟みながらひとつの流れとなって聴き手を次第に飲み込んでいく。耳馴染みの良さと躍動感で心地良くなれる要素が多分にあるのですが、それと同時にムッツリインテリらしい底意地の悪さ、ネチっこい変態性のようなものも裏側に感じられ、これが楽曲全体のドラッギーな感覚を強調しているわけですね。聴いてて思い出すのは Deerhunter や Thee Oh Sees 、そしてデビュー当時のゆらゆら帝国あたり。まだそれらほど強烈なオリジナリティを確立しているというわけではありませんが、伸びしろは十分にあるはず。

Rating: 7.2/10



Hookworms - The Impasse (Official Audio) - YouTube