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Opeth 「Pale Communion」

Pale Communion

Pale Communion

スウェーデン出身の5人組による、約3年ぶり11作目。


Opeth に関しては一応 「Blackwater Park」 以降をいくつか聴いているのですが、アルバムを重ねるごとにデスメタルの要素がどんどん抜けていき、前作 「Heritage」 の時点ですでにかなり純度の高いプログレに変貌していました。もともとアコギやメロトロンなどを効果的に用いたり、歌メロに対する拘りも随所で覗かせていたし、バンドにとっては順当な変化だったのでしょう。そして今作ではさらにその路線が推し進められ、もはや純度100%のプログレと言っても良いんじゃないかという仕上がり。往年の Pink Floyd や Yes などを彷彿とさせる豊かなハーモニー、大らかなグルーヴを軸とした幽玄な世界観を構築しています。音の鳴りや骨格の強さなどはメタル出身らしくビルドアップされてはいるものの、以前のようなヘヴィネスはほとんど抑制され、デス声などもってのほか。細部まで神経を集中させて、極めてキメ細やかに、繊細に音が紡がれていく。 Opeth としてはチャレンジングな変化だとは思いますが、この作品単体で見るといかにも教科書的な、門外漢から見るプログレのイメージに則しすぎてる気がして、手堅すぎやしないかという些かのもどかしさが残りました。

Rating: 6.4/10