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DRY & HEAVY 「IN TIME」

IN TIME

IN TIME

1991年結成の2人組による、前作より13年ぶり、再結成後では初の作品。


内容はレゲエのクラシックナンバーばかりを取り揃えたインストカヴァー集。不勉強ながら自分は今作のオリジナルを全く聴いたことがないのですが、彼らにとって心機一転の一発目となるこのタイミングで、自らのルーツに真っ向から対峙するのはある種の必然的な通過儀礼なのかもしれません。主メンバー二人によるリズムセクションを軸に、ゲストのピアノやギター、こだま和文のトランペットなどが乗っかる、かつての彼らの過去作や THE HEAVYMANNERS などと比べると随分とオーソドックスな編成。しかしながら GOTH-TRAD のエンジニアリングによるダブ音響デザインは、緊張と酩酊がグラグラ煮詰められた至極ドープな仕上がり。特に秋本武士のベースは音圧が極端に強調されており、ダイレクトに脳髄を揺さぶってくる。余計な装飾はほとんどなく、研ぎ澄まされた必要な音のみが必要な配置で鳴っている、なんともハードコアなアンサンブル。レゲエとしてのシンプルさに拘った楽曲群は、ともすれば随分と素っ気なく感じられるかもしれませんが、それでもリズム隊の強靭さのみでグイグイ引っ張る、この凄みはやはり彼らならでは。

Rating: 7.3/10


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