CLAP YOUR HANDS SAY YEAH 「SOME LOUD THUNDER」

Some Loud Thunder

Some Loud Thunder

プロデューサーに Dave Fridmann を迎えた1年半ぶりの2作目。


ヘロヘロ声のローファイなインディーロックという骨格は同じですが、前作よりもアレンジが凝ってマニアックになったなという印象。ドラムがバッキバキに歪んでたり、ギターやキーボードなどが前作にはなかった質感の音色で絡んできたりと、より複雑なアンサンブルへと変化を遂げてます。なおかつそれぞれの音の主張が増した気も。そのために全体があえて違和感を感じさせる歪なバランスで混ざり合ってて、それがマニアックさに拍車をかけてますね。サウンド志向に走ってディープになったかわりにポップさは減退してるという。その辺で賛否両論が起こるかと思いますが、個人的にはこういうのもアリかなといった感じです。序盤と終盤は明るい曲調だけど、 「Love Song No.7」 から徐々にブルーな雰囲気を纏い始めて 「Goodbye to Mother and the Cove」 辺りでピークに達するという流れは良いと思うし、その 「Goodbye〜」 やキレの良いビートが格好良い 「Satan Said Dance」 が特にお気に入り。意欲作じゃないかと。


Rating: 7.2/10
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