GOATBED 「SYNTHESPIANS」

シンセスピアンズ

シンセスピアンズ

オリジナルとしては約1年半ぶりとなる最新作。


相変わらずピコピコドカドカの大味なニューウェーブサウンド。80年代的な近未来感が満載です。そう言うと capsule が頭に浮かびますが、向こうがフロア対応テクノでオシャレな作風なのに対して、こっちはあくまでロック。かつ確信犯的なダサさや何処かアングラな空気感も内包されてたり、石井さんのヴォーカルは相変わらず艶やかでしなやかだったりと、良くも悪くもクセがあるという。しかも今回さらに攻撃的な作風ですね。押しが強くアグレッシブな曲を畳み掛けるといった感じで、その毒がより強まってると思います。 「ロデオロジー」 なんて今までにないくらいのはっちゃけ具合だし、ほとんどガバ状態の渡辺美里カヴァーもある意味凄い。ダサカッコ良さがギリギリ度を増してて、独自の道を邁進してるという感じでなんだか嬉しい。どの曲でもしっかりと勢いを感じますしね。もっと注目されていいと思うんだけど、何処にも属せないのも彼ららしいと言えばそうなのかも。


Rating: 8.0/10
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