ARCTIC MONKEYS 「FAVOURITE WORST NIGHTMARE」
- アーティスト: Arctic Monkeys
- 出版社/メーカー: Warner Bros / Ada
- 発売日: 2007/04/24
- メディア: CD
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正直あまり期待してなかったんですけど、思った以上に良かった。基本的な方向性は前作と同じ、ブルージーでワイルド、かつスタイリッシュな所謂ニューウェーブリバイバル (もう死語か) 。シンプルな4ピースサウンドと早口で捲くし立てるヴォーカルが、 The Strokes や Franz Ferdinand よりもぶっきらぼうで育ちの悪い感じがする。どの曲でも初期衝動というか荒々しさ重視の演奏でささくれ立ったロックンロールを展開していて、それが変に日和ることなく自分のやりたいようにやってるといった感じで好印象。その一方でえらく牧歌的でのほほんとした 「Fluorescent Adolescent」 や、味のあるリバーブが心地良い 「Only Ones Who Know」 とミディアム〜スロウ曲で新鮮な面を見せてたり、前より地に足のついた感が増してる所も。その後は 「Do Me A Favour」 「This House Is A Circus」 とシリアスな疾走感が効いたロック曲が並び、これもまた格好良い。サマソニヘッドライナーとか言われると 「ええー?」 という気もしますが、ライブで聴くとさらに魅力が増してそうな予感もしますね。個人的には前作よりもヒット。