MGMT 「Congratulations」

Congratulations

Congratulations

ブルックリン出身の2人組による2作目。


前作はあれだけ話題になってたにもかかわらず完全スルーでしたすんません。今作で初めて彼らの曲を聴くわけですが、なるほど全体的にはサイケデリックな意匠が凝らされており、様々な音色がマーブル模様を描くように混ざって溢れる。しかしながら内省的だったりドープな印象はほとんどなく、あくまでも外向きのポップスとして風通し良く構築されており、ミステリアスな浮遊感を醸しながらも瑞々しく、凛としたイメージすら感じられます。この毒気の薄さが人によっては物足りなく感じることもあるだろうけど、だからこそワールドワイドな成功を収めたのかなとも思う。楽曲によっては 60's ロックンロール、あるいはネオアコ/ギターポップに通じる素朴な躍動感があり、すでに血肉に消化してあるサイケのフィルターを通した上でその躍動が鳴らされてる感じ。その一方で中盤 「Siberian Breaks」 や 「Lady Dada's Nightmare」 などでは甘美でドリーミーなムードを眼前一杯に満たし、総天然色のサイケデリアが意識を丸ごと飲み込むかのように広がる。人懐っこいメロディと幻惑的なムード、ニューヨーク出身らしいインテリジェンスも確かに通底する、ある意味今の時代らしいポップサウンド。


Rating: 7.2/10
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