school food punishment 「amp-reflection」
- アーティスト: school food punishment
- 出版社/メーカー: ERJ
- 発売日: 2010/04/14
- メディア: CD
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全13曲中、既発のシングル曲が6曲。その前情報は期待も不安も感じられるものでしたが、その両方が割と的中してる感じ。楽曲自体は過去にも見せていた sfp らしさ全開のニュータイプポップスを踏襲。ギターとピアノ/シンセが様々な音色を駆使して空間を鮮やかにデザインし、そのボトムをテクニカルかつ芯の太いリズム隊がガッチリ支える。さらにメロディは以前よりも明るくオープンな感覚が強くなり、良い意味でメジャーらしく垢抜けたような印象。ヴォーカルも少しばかりのクセを持ちつつ朗々とした気持ちの良い歌声で、そのストレートなポップネスが複雑に入り組んだ演奏を頭でっかちなものに感じさせない。しかしシングルを重ねる中で自分たちの作風を定めすぎてしまったか、個々の曲は凝りまくってるのだけどアルバム全体で見たときにヴァラエティに欠け、流れが平坦に感じることもしばしば。盛り上がりの山場が多すぎて何処が山場か分からないと言うか、掴み所が散漫になってる気がするのですね。もっと色々やれるポテンシャルの大きいバンドだと期待してただけに惜しい感が残る。楽曲自体は良いんですけどね。特に 「future nova」 とか、やりすぎ感満載で痛快。
