凛として時雨 「My name is DEAD」 @ 十三ファンダンゴ


行ってきました。まだツアー残ってるので、一応畳んでおきます。


チケットはソールドアウト。男女比は 7:3 ってとこか。開演前の SE が toe メドレーで良い感じにまったりしてたところ、開演時間になると耳をつんざくようなノイズに切り替わり、メンバー登場。


「想像のSecurity」 でスタート。間髪入れず 「感覚UFO」 「Sadistic Summer」 「CRAZY感情STYLE」 と矢継ぎ早に叩きつける。 MC は一言二言。 TK は目をカッと見開いたり顔をクシャクシャにしたりしながら歌い、叫ぶ。 345 は対照的に無表情でマイペース、でも出す音はグリグリとえらく厳つい。ピエールはよく見えなかったけど、ドカドカゴロゴロ転げまわるその音だけでもう十分。手数に次ぐ手数、展開に次ぐ展開、ハイトーンに次ぐハイトーン。ライブでもその激しさはまったく衰えることなく、むしろメンバーのテンションが直に伝わるぶんさらに手がつけられなくなってたかも。テクニックと衝動がガッツリかみ合った、凄まじいパフォーマンスの応酬でした。


「#4」 「Feeling your UFO」 からの曲がメインだけど、覚えのない曲もチラホラ。おそらく新曲か昔の曲かと思いますが、どれもシリアスなメロディと先の読めない構成という時雨らしさが貫かれてました。洪水のごとく溢れてくるフレーズを受け止めて、頭振ったり跳ねたり浸ったり。切れ味の鋭さは相変わらずで実に格好良かったです。また終盤では 「ヒップホップ聴く人が好きそうな曲を演ります」 で 「テレキャスターの真実」 、 「踊れるダンシングナンバーを演ります」 で 「ラストダンスレボリューション」 、そして本能のままに叫びまくりながらギターを掻き毟った大ラス 「傍観」 、この辺はまさに壮絶でした。荒々しさ全開ながらキメをバシッと合わせてくる演奏がとにかく痛快で、否応なしに引き込まれてしまう。見た目は普通の人達なのに音を出すと一気に緊張感が走る、そんな殺気みたいなオーラがひたすら刺激的でしたね。あと無表情のまま赤いライトに照らされて歌う 「Sadistic Summer」 の 345 さんには多分何か憑いてたと思います。


アンコールなしの約1時間半。短期集中でガッと始まってガッと終わる、そのぶん中身は濃厚。その辺も彼ららしいかな。非常に満足のライブでありました。夏にはまた東名阪ワンマンとのことで。今年は彼らが台風の目になるかしら。


他所から拝借したセットリスト↓
1. 想像のSecurity
2. 感覚UFO
3. Sadistic summer
4. CRAZY感情STYLE
5. Disco Flight (新曲)
6. Acoustic
7. O.F.T
8. 赤い誘惑
9. 夕景の記憶
10. Knife vacation (新曲)
11. 鮮やかな殺人
12. TK in the 夕景
13. テレキャスターの真実
14. ラストダンスレボリューション
15. 傍観