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9GOATS BLACK OUT 「devils in bedside」

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devils in bedside

devils in bedside

元 GULLET の ryo (漾) を中心に結成された3人組のデビュー作。


1曲目 「Sink」 は滑るような透明感のギターとピアノが複雑な変拍子の上でさらりと奏でられ、ディープな憂鬱と感傷をあくまでも優しく滲ませる。その後も基本的にメロディをじっくり聴かせるミドル曲が主体。歌謡曲スレスレの憂いにドップリ浸る 「Den lille Havfrue」 、肌に纏わりつくようなファルセットが印象的な 「raw」 、最もキャッチーかつスリリングに響く 「Float」 と秀曲が揃ってます。アッパーな曲は 「690min」 のみですが、こちらもダンサブルなグルーヴと中盤の不意を突く展開でグイグイ引き込まれる。どの曲でもヴァース/コーラスの繰り返しを最小限に抑えて、あっさりと幕切れさせる構成も個人的には好感触。その方が後を引きますしね。何よりも漾氏の艶やかで伸びの良いミッドローヴォーカルに妖しさと哀愁が入り混じるメロディライン、独特のダークかつマニアックな世界観は健在で何だか嬉しくなった。 Galruda 〜 GULLET といった変遷を経て、ラウド感を抑えた代わりに彼の持つ個性がより純化されて表現されてると思います。挨拶代わりには十分すぎる一発。


Rating: 8.4/10
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