te’ 「まして、心と五感が一致するなら全て最上の 『音楽』 に変ずる。」

まして、心と五感が一致するなら全て最上の「音楽」に変ずる。

まして、心と五感が一致するなら全て最上の「音楽」に変ずる。

残響レコード代表、東京出身の4人組による3作目。初めて聴きました。


Mogwai のメンバーと交流があったりポストロックとして括られることが多いバンドですが、今作を聴く限りだとむしろ 「ジャストロック」 じゃないのかなーと思いました。鋭角に切り込むギターや荒々しく転げ回るドラム、それらが一丸となって土煙を上げながら突き進んでくるようなサウンドプログレッシブで難解という印象はあまりなく、むしろハードコア由来の衝動を曝け出した攻撃性、身体を揺さぶる即効性の方が強いです。ポストロックの概念を打ち破るというより、ポストロックの手法を散々試した結果一周回って元の位置に戻ってきた、みたいな感じ。ふむー格好良いとは思うけど、展開もフレーズも結構ベタだしどの曲もコンパクトな尺で収まってるので、これなら普通に歌メロ乗せた方がフックが強くなってさらに良くなるんじゃないかという。でもそうするとまんま 9mm Parabellum Bullet になっちゃうしなあ…。どうも肉感的にアゲたいのか雰囲気に浸らせたいのか中途半端に陥ってる気がしました。あと格言風の長い曲名がインパクト大ですが、このセンスも説教臭くてあんまり好きじゃなかったり。


Rating: 5.8/10
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