ドレミ團 「夕暮ライン」

夕暮ライン

夕暮ライン

大阪出身の5人組による3作目。初めて聴きました。


存在自体はそれこそ結成したての頃から知ってたけど、メンバーチェンジを繰り返しつつまだ続いておったのですね。それで内容はと言うと、何処となくノスタルジックな昭和レトロモダン風味のメロディを今現在の感覚で色付けしたようなヴィジュアルポップ。メリーがよりオサレになってメロディ/アレンジの華やかさを増加させた感じですかね。 GS 的でありつつ場面によっては90年代 J-POP 全開でもあったりするけど、それも含めてちょっと懐かしい印象を抱くのはよく考えたらもう2008年ですものね…。しかしなかなか良かったですこれ。ワルツ調の牧歌的かつ壮大なオープナー 「ぼくのこえ、風とともに」 で幕を開けた後はキッチュでアッパーな痛快ポップチューンの連打。 「マイラヴ・マイライフ」 「夢幻洋灯〜まぼろしらんぷ〜」 「さよならリメンバー」 等々、どの曲も4分台で手堅く纏めるとともにフレッシュな勢いがしっかり貫かれてる。ほとんど攻め一辺倒なので途中で息切れしそうになるし、軽薄なオサレ臭さがダメという人もいるでしょうが、個人的には単純にポップスとしてのハリ/ツヤの良さがあって楽しく聴けました。


Rating: 8.0/10
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