BOGULTA 「A HAPPY NEW ANARCHY」
- アーティスト: BOGULTA
- 出版社/メーカー: デフラグメント
- 発売日: 2009/01/23
- メディア: CD
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大味でド派手に飛び交うビープシンセ、カオティックコアにも通じる怒涛のビート連打、ギチギチ軋むようなベース音、それらを関西ゼロ世代らしく垢抜けないコテコテのノリでひっくるめた爆裂 NW ロックンロール。ニューレイブ/エレクトロクラッシュ/ガバ/チップチューンといった単語が頭に浮かびますが、そんなジャンルや言葉の意味を一切剥ぎ取り、ただ 「頭空っぽにして踊る」 というプリミティブな目的にのみ邁進した豪快極まりない音です。複雑な曲構成をとってても難解なインテリっぽさはまるでなく、むしろ本能に任せて作ってたらこうなったみたいな趣、なのでフィジカルな即効性が半端無くキャッチーに響く。あと最初はもっと文系気質なバンドかと思ってたら全然違ってて、むしろアメ村あたりのガラ悪いヤンキー臭が （笑） 。最初はそこに引け目を感じてたんですけど、音自体の格好良さの方が勝ってて聴いてるうちに痛快さにすり替わっていく、そういう意味でマキシマムザホルモン初めて聴いた時と同じ気分になった （音楽性は全然違うけど） 。悪ふざけだろうが何だろうが限界まで楽しんだもの勝ち、踊る阿呆に見る阿呆の世界。俺もいっそ永住したい。
