菅野よう子 「マクロスF (フロンティア) Cosmic Cuune」

マクロスF cosmic cuune

マクロスF cosmic cuune

劇場版の新作公開を記念したミニアルバム。


今回のコンセプトは 「クリスマス」 ということで非リア充は門前払いの手厳しい内容。菅野先生の考えるクリスマスソングがどんなもんか少し興味深いのですが、例えば 「射手座」 や 「ノーザンクロス」 みたいなエッジの効いたアッパー曲は今回はナシ。深々と街に降る雪の冷たさと内なる暖かさをイメージし、歌詞はもちろん音的にもピアノやベル、コーラスなどソレっぽい意匠を施したほんわかポップソング集となってます。 「星間飛行」 のリメイク 「星間イヴ」 はクールな雰囲気にグッと抑えられ、ハーモニーにしてはえらく主張の強い新メロディが従来のメロディと絡み合うという、実験要素も入った面白い作り。ただ全体的にはアクの強さは控え目で良くも悪くも大人しく、従来のファン以外へのアピール度は弱い気がする。 May’n中島愛のデュエットが多いのもファンサービスという印象に拍車を掛けるし、正直マクロス関連の作品の中では最もインパクトに欠けるかと。まー前作 「ユニバーサル・バニー」 がパワフルに弾けた内容だったので、動に対する静といった意味合いもあるのかもしれませんね。とりあえずマクロスはこの辺で打ち止めた方が良いと思うけどなー。


Rating: 6.8/10
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