boogieman 「libido」

libido≪初回限定盤≫「DVD付き」

元 baroque 、蜉蝣のメンバーを中心に結成された5人組の初作品。

各メンバーがそれぞれ個性のバラバラなバンド経歴を持ってるので一体どういう音楽性になるのかと思ってたんですが、最近主流のメタリックなヘヴィネスを導入してるとかではなく、様々な装飾を施された音がガシャガシャと交錯するほんのりダークなヴィジュポップで、割と正統派と言えるかも。曲によっては初期〜中期 baroque を思わせるキッチュで軽快なノリのギターポップ風だったり、蜉蝣のヘヴィ&ダークな側面が出てたりと作曲者のカラーがそのまま反映されてる感じ。しかし一番ビビらされたたのがヴォーカル。声質も歌い方もまんまキリト （元Pierrot） で、まんますぎて本気で CD 間違えたかと思った。ここまで似てるとむしろ笑えたりほんのり懐かしい気持ちになったりして和めますが、そのせいで必要以上に Pierrot フォロワーな印象を受けてしまうのがやはりちょっとなー （音楽性も似てると言えば似てるし） 。全体的に練り込まれたアレンジなど面白い所はありますが、作風自体はあまり予想の範囲を超えるインパクトというのは無かったです。でもまだ始まったばかりのバンドだし、これからに期待ですかね。

Rating: 6.2/10
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