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くるり 「魂のゆくえ」

Q

魂のゆくえ

魂のゆくえ

ニューヨーク録音を敢行した、2年ぶりの8作目。


さよならストレンジャー」 から紆余曲折を経ての 「アンテナ」 だったり、彼らは実験的要素を取り込んだ後の反動で素のバンドサウンドに戻るタイミングが周期的にありますね。そんでこのアルバムもその素のひとつ。いつもよりピアノ/キーボードが若干前に出て主張してる以外は、60〜70年代辺りのオールドスクールなロックの味わい、その中に日本人らしいユーモラスな捻りを加味、そういったくるりの核の部分を自然体で打ち出したサウンド。サビで仰々しく盛り上げたりはしない、肩の力の抜けたメロディ/演奏がすんなり耳に馴染む良曲揃いの内容です。特にお気に入りなのは緩やかに天高く抜けていく開放感が素敵な 「太陽のブルース」 、力強くサイケデリックに展開する長尺アウトロが圧巻の 「かごの中のジョニー」 、軽快なリズムの上に何気ないメロウさが滲む表題曲 「魂のゆくえ」 とかかな。正直前のアルバムはクラシックというネタが変に嫌味臭い足枷にしか思えなくて受け入れられなかったのですが、今回はこちらもフラットな気分でのほほんと楽しめました。やはりくるりは素の方が良い。


Rating: 7.6/10
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