筋肉少女帯 「蔦からまるQの惑星」

蔦からまるQの惑星

蔦からまるQの惑星

約1年ぶりとなる新作。ジャケット画は浅野いにお


まず 「アウェー イン ザ ライフ」 「あの娘は夏フェス焼け」 のフェスネタ2発。その色モノ一歩手前な異形の個性のためにどのイベントに出ても浮いた存在の彼ら。しかしそれを逆手に取り、 RIJ やフジロック、 JACK IN THE BOX などいずれのフェスにおいても対バンキラーたる揺るぎの無い個性を発揮、昨年の OTODAMA に至ってはユニコーンを差し置いて大トリを務めるという躍進っぷり。だからってこんなあからさまに曲のネタにするかwwwまーこの辺のB級的センスも彼ららしいか。他の曲でもアウェーの状況に対する反骨精神を歌う曲が多く、この辺のポジティブな力強さは復活後の彼らの王道と言える方向性ですね。その意味では 「ワインライダー・フォーエバー」 再録もちょうど良いハマり具合。他では妖しく靡くムードが異色の 「爆殺少女人形舞一号」 、産業ロック丸出しで脱臼しそうになる 「若いコとドライブ 〜80'sから来た恋人〜」 (このタイトルも酷いよな) 辺りが面白いか。しかし基本はいつもの HR/HM ポップな筋少。同じ系統の路線が3作続くとさすがに飽きてくるな…。2度目の新人から2度目の中堅に差し掛かりつつある、今の時期がそろそろ正念場ですね。


Rating: 6.8/10
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